毎月のメンタル崩壊を改善したくて病院に行った
今年の抱負が「なるべく元気でいること」で、その施策の一つを実行した経過。
毎月、生理前に精神がやられて参ってきたので先月思い切って病院に行った。まだ二ヶ月目なのだけど、やったことの効果をさっそく感じていて、せっかくなので状況とかを。
どう困ってたのか、症状など
たぶんPMS(月経前症候群)かPMDD(月経前不快気分障害)だと思う。女性なら何かしらの不調を感じたことのある人はたくさんいるでしょう。
自分の場合は、生理前だけ異常に気分が落ち込む。普段は死にたいなんて思わないのに、その時期だけよくわからない漠然とした不安に襲われ「死にたい」「消えたい」「生きているだけで社会に迷惑をかけている」とよく思い、なんでもかんでもマイナスに捉えて嫌なことだらけになってしまう。ほとんどのことを楽しめないし、うつ経験者ならわかると思うけど、体が重くて動けなくなってしまうことも多い(私は慢性的なうつではない、なりかけた時期はあったけどもうほぼ克服している)。人と話すのも普通に振る舞うのでいっぱいいっぱいになってしまって、普通を装うだけですごく疲れる。人の存在を感じるほど、対比して自分がゴミのように感じてしまう。
親より先に死んではいけないと思ってるし、時期が過ぎればまた綺麗さっぱり普通の状態に戻るのをわかっているけど、もしその感覚がなかったら、その時期に手元に一瞬で人生を終わらせるボタンがあったら押してしまっていた気がする。
いつからこうなったのかはわからない。毎月その時期に起きると気づいたのは去年のはじめのほうだと思うけど、それまで何度もあった気分の波や落ち込みってもしかしてこれのせいだったのでは‥だってそうでもないとあの時あんなひどい気持ちになるわけないだろ‥とか思い返すと、うーん、本当にいつからかわからない。ただ、だんだん耐えられなくなってきたのは確かで、毎月一時とはわかっていてもこれがあと20年以上も続くのは本当に無理だと思って、病院に行くことにした。
心療内科に行って、漢方を飲むことに
病院行ったのは先月。婦人科にするか迷ったけど、心療内科にした。そのほうが家から近いし、以前少し通っていて結構いいところだったから、馴染みがあるほうが気が楽だし。よく聞く抗うつ薬とかを出されるのかとなんとなく思ってたら、漢方にしてみましょうかって話になった。素人だからよくわからないけど、漢方の方がどういいんだろう。まあ素人だから病院に行ったわけで、ひとまず飲むことにした。病院ではPMSについて軽く説明されたものの、自分で事前に調べたかんじだと生理痛以外は精神的な症状が圧倒的に目立つのでPMDDかもと思っているけど。症状がよくなるなら名称はどっちでもいいので特に追求しなかった。
ちなみに処方されたのは加味逍遙散(カミショウヨウサン)というもの。これを月の三分の一くらいの間、一日三回飲む。昔、別件で漢方を飲んでいた時はオブラートを使っていたけど、さすがにこれくらい結構な頻度と量ならばオブラートを使わずスムーズに飲めるよう頑張ろう‥と頑張り中である。すでに結構慣れてきて、苦さを感じないコツも少しわかってきた。食前に飲むものなので、美味しいご飯に影響ないくらい何も感じず飲めるようになりたい。
効果は、たぶんあった
正直漢方飲んだくらいでこれといった理由もない漠然とした不安感や死にたさ消えたさがなくなったら都合よすぎるよな〜とあまり期待していなかった。でも二ヶ月分試した感じ、この二ヶ月がたまたま調子良かっただけ、とかじゃなければ、自分には効果があったと言える。びっくりするくらい普通に過ごせている。
正確に言うと若干落ち込んではいたんだけど、それは自分でも把握している理由で落ち込んでいて、無性に起こる不調ではないのでおそらく別問題のはず。死にたい消えたいとかまで落ちることはなかったし。だからなんていうか、うまく表現しにくいんだけど、メンタル不調全般ではなく生理前の症状にピンポイントで効いているように感じた。
よさそうなのでしばらく続けてみる
風邪とか突発の不調ではなく毎月決まって通院と薬(生理痛用の薬も買ってて、最近高くてもっと強い感じのに変えた)にお金を払うのも月額課金みたいで複雑な気持ちだけど、これで平常心で過ごせるならまあ安いものかもと思う。一週間くらい行動が鈍くなってしまうほうがもったいない。
まだ二ヶ月なので自分には確実に良かったと断言はしにくいけど、効いてるんだと思うし、しばらく続けてみるつもり。
ネットがなければこんな症状の原因や対処法を知らずにずっと苦しんでいた可能性があると思うとそんな自分がかわいそうだし、本当にいい時代になった‥
言い聞かせ
ブログをやってる理由は、自分だけのための部分を言うと「成長の記録ややったことのなどの振り返り用」「思考の整理・まとめ」「精神のデトックス」などがあった。そして新たに気づいたのは、「自分に言い聞かせる」ことも自分にとっては良い目的になっているということ。
私は常に拠り所なく何か漠然とした不安を抱えていることが多くて、凹みやすい。誰かの言動によっていつまでも凹んでいるというよりは、勝手に自信を失って自己否定感が強くなり、マイナス方向に一直線になる。それまで自分の中にあったはずの意思が(強い志でなく、日常のちょっとした良い思考すら)思い出せなくなる。
だから、日頃何かのタイミングでふと自分の中に生まれた良いことは、ダメになりそうな時に思い出せるよう、この時はこんなことを考えてた、本当は考えられるんだから大丈夫だと言い聞かせられるように、残しておきたい。
ブログに書くか迷っていたりBywordとかTwitterの下書きとかで中途半端になっているものもまだたくさんあるんだけど。そんな中途半端なものでもわりと励みになったりする。
今週の地味なできごと
今週、腹痛と胃痛と頭痛とだるさと精神やられ、と2、3個くらいの組み合わせで常にあって、地味に苦しかった。あと、体が痛いのでさすがに整体を予約しよう。通っていたのが一度途切れてしまうと、たった一回の予約の電話がどうしてこんなにも億劫になってしまうのか。
この微妙な具合を土日にまでひきずってしまったけど、少々学びがあったのでよしとしたい。
土曜日
だるすぎて、精神的にも不安定すぎて、朝の時点で今日はダメな日だとわかった。経験上。
ちょっと用事があったので済ませて、それ以外はよく覚えてないけど結構寝てた気がする。こういうとき信じられないくらい寝ることができてしまう。以前はそれだけでものすごい自己嫌悪に陥ってたけど、ちょっと踏み込んで頑張ろうとするには何しても効率が悪く前向きになれない日だと、何度も経験してよくわかったので、もうそういう日なのだと受け入れることにした。
あと、良いこととしては、眠くさえなければわりと読書が捗ることに気づいた。起き上がる体力がないから、まあ有意義にできることといえばそれくらいなんだけど。充分寝たら、本を読むようにしよう。
仕方ないのをわかったうえで、自分を責めないで過ごせたので、余計に落ち込むのを防げたと思う。どうせたいしたことができないならできないなりに、一番マシな気持ちでいたい。そのほうが回復も早いと思う。
日曜日
この日も朝起きた時点で完全にぐったりなやつだな‥と思った。けど、金曜土曜と家で塞ぎ込んでいたので、このままでは気分がかなり悪化しそうな気配があった。だるいし落ち込んでるしちょっとお腹が痛かったけど、無理やり体を起こして出かけることにした。近場で。
植物園や公園はちょこちょこ行ってるし、しばらく行ってないお寺に行ってみようと、深大寺に行ってきた。参拝して、名物のそばパンを食べた。そばパンに高菜入ってるやつがおいしい。あとは家の近くのカフェに寄って本を読んで帰った。
ちょっと気分はすっきりしたので、たまってたごみとかダンボールとかまとめたり、捨てるか迷ってたものを捨てたり、久しぶりにご飯を作ったり、雨に濡れた洗濯物を洗い直したり。
気分が少しすっきりしたとはいえ相変わらず腹痛や頭痛はちょっとあったけど、それにしてはまあまあ動けたしダメ気味な具合の日のわりにはそこそこ良かった気がする。引きこもらなくてよかった。
思い切って休むか、思い切って出かけるか
土日で思ったのは、心身の不調でなかなか動く気がない時、思い切って休むか、それでも思い切って出かけるか、この判断は結構大事だなということ。
土曜にがっつり休んだのは正解だった。日曜も、今ままでの自分なら引き続き引きこもって休んでいただろうけど、今回はそうしてしまうと余計悪くなるような気がした。新鮮味がないことで更に塞ぎ込んでしまいそうで。体調がちょっとよくないまま出かけて、結局体は回復してないけど、気持ちだけはわりとすっきりして、家で動く気力は戻ってきた。これは家で寝るような休み方では戻ってこないものだ。そのへんの判断ができるようになってきていると思う。気力が戻って動けるようになったら、気分的に良くなっていく流れで体調もそのうち回復できるんじゃないのかな。
小さなできごとだし、見る人によってはただのしょぼい日だろうけど、今年は自分なりに少しずつマシになっていく過程とか、後の自分の振り返りのために書いておくようにしたい。