suinote

ゆるめの日常

困ってても隠してる限り知られない

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前にもちょっと似たようなことを書いたんだけど。いろいろ振り返って昔のことを。

私は限界まで我慢してしまう性格だったようで、周りに助けを求めることができなかった。「もう無理だ」と思ったところで初めて相談したら、「全然わからなかった」といったような反応をされたことがある。元気がなかったのも、ただただやる気がなくなっているのだと思われていたり。

自分にとっては重い問題でも他人から見えなかったらそりゃ気づかれなくて当然なのに、なんでか当時の自分はそういうことを考えていなかった。人を頼ってはいけないという固定観念がずっとあったのとか、弱音を吐いた時点で評価が著しく下がり色々事が進んで最悪クビに…と大げさな恐怖心があったりもして。実際、チーム的なものがもはやなくなったような結構バラバラな環境になってしまっていたので余計に誰かに相談しにくかったというのもあるけど、直属の上司がいたときから、プライドとかかっこいいものじゃなくただの固定観念によってあまり弱みを見せないような過ごし方をしていた。

これは当時の自分が「そうするべき」と思ってそうやっていたので、いまさら後悔しようもないんだけど、今後もこんなかんじではダメだなと反省して、あまり溜め込みすぎないうちに人に話したり、困った時はその分野に長けている人に早めに相談することを心がけるようになった。仕事で頼りまくるのはやっぱり気が引けるというか場面を選ぶので、プライベートでちょっとしたことからでも意識してコミュニケーションをとるようになった。相談してみると意外と嫌がれることってなくて快く答えてもらえることが多くて、そういえば自分だって相談されたり頼られると基本的には嬉しかったよな、と思い出すようになった。

自分の周りの人間関係を振り返ると、色々とうまく物事を進めている人って、溜め込みすぎないうちに話したり相談している人のほうが多い。やっぱりそのほうが、頼ったり頼られたりでうまく補い合って進めたり、お互いの得意分野で貢献できる気持ち良さとかでより良い関係ができていっているように見える。

昔は人間関係が良好な人に嫉妬しがちだったけど、そういうのが自分には欠けていたのだと今はわかる。ただコミュニケーションをとるだけじゃなくて、悩んでいることや弱みを隠さないっていうのも、案外大事なことなんだなと。だから素直に人に頼る(悪い意味の甘えではない)ことができる人は尊敬するようになった。自分もまだうまくできてないなと感じている部分もあるけど、それでも以前苦しんでいた時期よりは変わっている実感があるので、それはよかったと思う。頼りっきりで人になにかしてもらってばかりではダメなので、自分が人に貢献できることや雰囲気も作っていかないといけないというか、義務感ではないから、していきたいと言うべきかな。