suinote

シンプルに生きたい日々

生きてるだけでしんどい自分が読んでよかった本

f:id:suito15:20190114130957p:plain

あけましておめでとうございます。新年ひとつめの記事は今年の抱負などではなく自分が読んでよかった本の紹介です。

「生きづらさ」的なフレーズを最近よく聞くようになって流行り言葉っぽかったり、時に被害妄想っぽく思われそうであんまり使いたくないなーとかひねくれたことを考えつつ、よく聞くからこそわかりやすいのかもしれないしまあいっか〜というところにきたので、たまに使います。

自分は所謂「生きづらい」側の人間で、端折りますが紆余曲折あり生きづらさがだいぶマシになり、今は色々な不安も抱えながらもまあまあ前向きに過ごしています。ネットをしていると、自分と似たことで悩んでいたり苦しんでいる人がたくさんいることに気づく日々で、自分の経験が少しでも役にたてばと思って書いてみることにしました。

私かわいそうアピールは控えたいけど、どういうしんどさに有益だったのかの参考にと思い、自分が抱えている(orいた)ものごとを軽く記しておきます。闇が深いので過去のことはここでは詳しく書きません。

性質:内向型/HSP/微妙に躁うつ傾向あり/精神面に来るPMS/診断はしていないが軽くADHDな気がする
経験や環境:スクールカースト/不登校/家庭の不和/パワハラ/社会への恐怖心によるニート

などです。不幸自慢感がすごいのでそればかりでなく、全てにおいて卑屈じゃないよアピールしておくと、恋愛においてDVは経験したことないです。というか、幸か不幸か自分が奥手で逃げがちだったり心のシャッターをおろしがちだったりで恋愛豊富じゃないから当然かもしれない…人付き合いが苦手でそもそも男女問わず自分から人に近づくのが苦手です(ここは人生に支障がでているので克服できるよう頑張ります)。

前置きが長くなりましたが、こういう私が読んでよかった、つまり身の回りのことや心身に効いたのもを淡々と紹介していきますのでよろしくお願いします。本気で書くとうざいくらい長くなるし気力がもたないのでそれぞれサラッとです。

目次

↑初めて目次機能使ったのだけど、見出しから自動で作ってくれてありがたい

人生がときめく 片付けの魔法

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

多くの人が名前を聞いたことがあるのではないだろうか、こんまりこと近藤麻理恵さんの本。私の断捨離ライフの原点。

何を基準に残すか・捨てるか、と、断捨離の方法を学べる。こんまりさんの基準は「ときめくか・ときめかないか」で、これのおかげでだいぶ判断できるようになった。衣類・書籍・小物・思い出の品、などカテゴリごとにわけて一気にやっていくかんじ。捨てていいのかどうか、ときめくかどうかなんてわからないよ…という気持ちもわかる。そういう時の考え方も参考になるし、繰り返しやっていくうちに判断の早さや精度が上がっていく。無駄遣いをしなくなり、掃除が楽になり、不要なものに意識をもっていかれることも減り、生活がすっきりとスムーズになっていった。

本当は母が持っていた本で、それを読ませてもらったんだけど、今では私のほうが持ち物がスッキリしていて羨ましがられる。がんばれ母。

嫌われる勇気

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

この記事の中で、自分にとって一番存在感があり、衝撃的だった本。少々強めなタイトルなのでハードルが高く感じるかもしれないけど、高圧的な雰囲気ではないのであまり構えずに読めばいいと思う。読みながら人間関係の価値観が大きく覆されていったので、最初はすんなりと受け止められない部分もあった。でも読んで数年たって楽になった今なら、最初からこれを心得ていたらどんなに楽だったかと思う。

好かれたい・嫌われるのが怖い、という思いで良い顔して神経すり減らして自分を犠牲にする生き方ではなく、誰かに嫌われる可能性を承知で自由に生きる意志について考えさせてくれる。自由というのは自己中になって悪いことをしてもいいってことじゃなく、自由を選択することによる責任を持つ勇気を持つことで成り立つもの、ということも教えてくれる。

本を読んでから自分が肝に命じていること↓

  • 原因論ではなく、目的論:過去は関係なく人は変わることができる
  • 自己受容:自分の存在を受け入れる
  • 課題の分離:他者の課題に土足で踏み込まない
  • 縦ではなく横の関係を築く:社会的な立場による上下関係はあっても、人としての価値は平等である
  • 馬を水辺に連れいて行くことはできても、水を飲ませることはできない

うーん、別途記事書こうかなぁ。とにかく推しの一冊。

エッセンシャル思考

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

「より少なく、しかしより良く」を目指す、思考の取捨選択にとても役立つ本。ビジネス系でお堅い印象かもだけど、それに限らず生活と人生全般に活かせる考え方を学べる。意外と多くのことが不要であるということを見抜けずに生きがちということに気づかせてくれた。無駄をどんどん切り捨てていく感じが、これからをよくできそう、と気持ちよく読めた。

何かを選ぶことは何かを捨てなければいけないということで、このトレードオフを無視することで大きな損失に繋がってしまうとか、些細なことに気を取られすぎて俯瞰して考えられていないと対局を見失うとか。人は毎日たくさん何かしらの選択をし続けていて、何も意識しないと、どんどん無駄なことが溢れて流されてしまう。それを素通りせず、「それは本当に必要?」を考えて、やめる判断をしたり、少しずつ意見を言えるようになったりしてきた。

と、書いたものの、ひさしぶりに目次を読んで最近忘れがちなことが多い気がしてきたので、また読み直そうかなと思ったところ…

内向型を強みにする

内向型を強みにする

内向型を強みにする

人間には「内向型」「外向型」2つのタイプがあるのだと知り、私は内向型なのだなと気づいてから、読んでみた。世の中の大半の人は外向型であり、基本的に外向型に合わせて社会はつくられ、まわっているため、内向型の人は生きづらさを感じやすいそう。

今まで、自分が周りについていけない、馴染めないのは、引っ込み思案で行動もできずダメな人間だからなんだとかすごくネガティブに自分を捉えていたけど、それは「自分がダメな人間だから」というわけではなく、少数派である内向型の性質によるもので、慎重で思慮深さがあるがゆえのことなんだということがわかり、自己否定のサイクルを止めることができた。

内向型の性質や向き不向きについて詳しく書かれており、外向型の人間と同じ道をたどろうとするとそりゃ疲れるし不利でしかないわ、やめよ、と、良い意味での諦めが生まれた。自分の性質をかき消すのではなく、それを大事にしながら自分に向いている過ごし方や生き方を探そうと思えた。それは簡単なことではないんだろうけど、外向型の真似をして生きていくことだって簡単ではなく苦しいだけなので、どうせなら自分をかき消さない道を選んで、どうにかやっていきたいね。と思う。

メリットの法則

メリットの法則 行動分析学・実践編 (集英社新書)

メリットの法則 行動分析学・実践編 (集英社新書)

行動分析学…と聞くと小難しく聞こえるけど、とても面白く感じながら読んだ。「その人はなぜ、それをやってしまうのか・やめられないのか」などを外部の環境から「メリット・デメリット」で紐解いていく。これは他人を知るだけでなく、自分の行動できなさの見直しや、物事の判断に役立っている。

メリデメがすべてじゃない!という状況もあるだろうけど、この考え方を習得しておくと便利。例えば私が実家を出て一人暮らしを始めた時のことをあてはめてみると

実家のデメリット:部屋が通勤時間が長い、自立できていない劣等感、不仲の両親と暮らすストレスがすごい
実家のメリット:家事が楽、出費が少ない
一人暮らしのデメリット:準備が大変、家事が大変、出費が苦しい
一人暮らしのメリット:親に怯えない生活、経験値アップによる自信、金銭感覚の改善、自分好みの環境にしやすい、つまり大変そうだが自分次第でいろんなことを良くしていける

というかんじで、「実家のデメリット」「一人暮らしのメリット」が大きい(切実)ので、じゃあもう一人暮らしするしかない、という判断に至る、みたいな。心地よい時間とコンプレックスの改善のために、一人暮らしするしかなかった。こういうかんじで、選択の助けとなって先延ばし癖も改善された。

いまの自分には関係ないけど、環境の作りかた行動の促し方など、子育てにも有効みたい。子どもの困った言動の改善とかに。

服を買うなら、捨てなさい

服を買うなら、捨てなさい (宝島社文庫)

服を買うなら、捨てなさい (宝島社文庫)

二年ほど前に感想を書いていた、母が送ってきた本。正直母より私の方がすでにある程度実行できてるよな…と思いながら読んだ。

おしゃれに関する本ではあるけど、今回挙げたのは、自分らしくシンプルな生活をするための助けとしてよかったから。もともと断捨離して服は減らしていたんだけど、好みを含めて体型やライフスタイルなど、より自分に合うものを選び抜けるようになるためのヒントがたくさんある。いろんなテイストの服を持って着こなすことがおしゃれの全てではなくて、似たようなものでよくて、自分のスタイルを確立すればいいんだと教えてくれた。ジョブズだって毎日同じ服だったっていうし(そこまで極められないけど)。

おかげで今は服を買うときも、毎日の服選びもだいぶ楽になった。悩む時間や選択疲れが減っていることが精神衛生上とてもよくて、もう服をたくさん持っていて毎日おしゃれでありたいとウンウン悩んで過ごした日々には戻りたくないと思う。たまに雰囲気を褒められるので、減らしたところでそんなに印象は悪くなってないと思う。

「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法

「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法

「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法

これを読んで、「あ〜…私明らかに振り回されるタイプだったんだな…」と痛感した。自分の運が悪いからとか、自分が弱いからで片付けず、普段無意識に行なっている自分の考え方や捉え方を自覚して、視点を変えたり新たな心がけをすることで振り回されるのをある程度防ぐことができるということがわかる。

相手に振り回されるのは、自分の思い込みや劣等感からだったり、自ら無意識に上下関係を作りにいっていたり、よかれと思ってやっていた気遣いだったりする。知らないうちに裏目に出ていることがあるのだなぁと。

今まで根付いていた思考の癖を、タイトル通り「一瞬で」変えるのは正直難しいと思うけど、ひとつひとつ受け入れて実践していけば、マシになっていきそう。

発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術

自分が発達障害か診断はしていないけど、軽くADHDの傾向があるような気がしているので読んだ。不便してるから。

個人的には、物事を一元管理することで頭のごちゃごちゃや忘れ物なくし物を防ぎましょう的な内容がとても役に立った。整理や扱い方も大事だけど、そもそも管理するものが少ないほうがいいよねということで、断捨離マインドが活きる。デジタル・アナログ共に最近は丁寧に分けすぎないように(探すのが大変で本末転倒にしないため)して、「大事なものはとりあえずここに入ってる」という安心感が得られ、楽になった。

それ以外にも、コミュニケーションのコツとか薬による治療、うつなときの対処法など広く書いてある。発達障害に限らず、頭や身の回りのごちゃごちゃや精神的疲れでぐったりしてしまう人によさそう。

私は病院に行って診断をお願いするか迷っていたんだけど、この本を読んでもネットでADHDの人の発言を眺めていても薬の副作用がつらそうに感じて、ひとまず日々の心がけで改善したり防げることはなるべくやっていこうと思った。それで生活しやすくなればADHD(だったとしても軽いはず)であるかはどっちでもいいし。

まとめ

以上です。こうしてみると、全体を通して「不要なものごとを背負っていないか、自分にとって何が大事なのか」を考え、判断する力を育ててきたかんじがします。人に気を遣って、振り回されて、自分をないがしろにしていた生きかたを抜け出すためのよい薬になっていたのだと思う。読んだ本はほかにも色々あるけど、特に印象に残っていたり個人的におすすめしたいものをあげてみました。気になるものがあったらぜひ手にとってみてください。

うつとか、参っている人に対してのアドバイスって、正論でもそれがその人にとってはとどめになることもあるんですよね。正論だとしても、その相手にとって最適とは限らない。自分がそうだったから。だからセンシティブな状態の人になにか言うのってすごく難しい。そこで人に無理強いせず、疲れやすい自分が無理せずに働きかけられることってなにかなと思うと、押し付けず、見たかったら見てね〜とブログでこういうことをするのが、誰かにとっても、今の自分のキャパにとってもちょうどよいのではないかなぁと思っています。

つらい状況になってしまうのが必ずしも全てがその人のせい・自業自得だとは思ってません。でも、そこから自分を救うために動くかどうかは自分にかかっているわけで。やるかやらないか、以降の選択は自分で行わないといけない(これはアドラーの影響ですね…)。べつにいきなり大きなことをしなくてもいいと思っていて、身の回りや考え方に関して、よいと思ったことを少しずつ取り入れてみるのが大きな第一歩になると思います。

本当に動けないほどしんどい時は無理せずに。まずは回復に専念して、ほんの少しでも動けるようになってから、でよいと思います。ゆっくりと。

おまけ・自分のこと

私はもうすぐ30歳になるけど、社会に出て数ヶ月のころは、それまでの蓄積も含めて本当に参っていて、あと数年以内に何らかの形で死ぬと思っていました。肉体的な死かもしれなかったし、社会的な死かもしれなかった(数年後どころか数ヶ月後にニートになったので一旦は社会的に死んだのかもしれない)。でも、改善を始めてから年々心身の状態がよくなっている実感があるので、まだいけるかも、と思いのほか生きています。

仕事的には一応デザイナーを数年やっているんだけど、生きづらさ的な悩みやそれをどうしたらいいのかということにリソースを割いたり割かれたりで、デザイナーとしては正直なんだかよくわからない曖昧な日々を過ごしていました。SNSをしていたり周りを見るとスキルの高い人や大変でも前向きにデザインを続けている人がたくさんいて、私はデザイナーとしては今までなにもしてこなかったみたいなもんだなぁと泣きたくなる日々です。データやモノの存在的にはなにもしてこなかったわけじゃないんだけど、虚無感というか。

でも他人の人生を生きるしんどさが徐々になくなって、自分の中に空き容量ができ始めた最近、やっと自分のこれからを考えるフェーズにきたのかなと思います。良くも悪くも真っ白な状態。興味のあるものに触れに行ったり好きだったものごとを思い出そうと、少しずつ動き出しています。この歳でまだ迷子である劣等感はこれからもなかなか消えないだろうしバカにされたりもするだろうけど、過去のことはどうしようもないので、これからのことに目を向けていこうと思います。構えすぎず新しいことに触れたいし、人と関わったり、好きになっていきたいです。特定の誰かではなく人自体が苦手気味ということで色々な可能性を逃していると思う…大問題…。

一人暮らしや転職・退職という決断も、本を読み続けていなかったら難しかったと思います。それくらい、新しいことに怯えていて行動できなかった。今は期限付きではあるものの、よい人間関係の職場で一年ほど働いています。不安だらけだけど、一応前向きにやっています。

べつに今の時点ですべてを克服して毎日快適最高だよ!!ってわけではないので、こういう本を読んだり学んだりは、今までほどじゃなくても続けていくと思うし、心身と生活の改善は永遠の課題です。ブログも引き続き書いていくので、今後ともよろしくお願いします。