人間不信気味なのを克服する
これは「こうしたら人間不信が解消された」というノウハウではなく、自分が克服したいから、原因を探り、そのうえでどうしていくか、を記しておくものです。
課題
人間不信(重度ではないが、人生に支障はある)を克服する。シンプル。
なぜ改善したいのか
人と良い関係を築けるようになりたいから。純粋に、楽しく過ごせるようになりたいし、一緒になにかしたり自分の意思で貢献する機会を作れるようになりたいから。
というか、そのままではどうまずいのか
- 自分の考えを素直に伝えられない、取り繕ってしまうことがある。建前ばかりで有意義な進展につながらない、自分だけでなく、相手の時間も無駄にしてしまう可能性がある
- 人の好意(恋愛の話ではなく、普通の知人として)を素直に受け取れず失礼だったり、受け取れても、早々にその良かった感覚を消失してしまい、関係が振り出しに戻ってしまう感がある
- 人を信じられない・斜に構えてしまうことから、人と一緒にやることに躊躇したり逃げ腰になり、おもしろいことや新しいことに触れる機会や知見などを逃していると思う。これが一番大きい気がする。
- お金にならないのに一人で絵やブログを続けているのも、誰にも左右されず傷つかずにできるから・それで少し人の役に立てることがあるから、というのがあり、良くも悪くも一人である(絵はほんの少しだけお金になってる)
なぜそうなったのか
長年の苦しみの雑な過程
- 集団生活において、必要以上に腰が低く謙遜しすぎるなど、自分から下のポジションに行く
- 自己主張できず色々な圧をそのまま吸収してしまうため、「弱い立場・下の身分」感が強くなり、見下されたりぞんざいに扱われる
- そして疲れ果てて嫌になり、人を信じられなくなる(そのまま仕事を続けると人間関係がうまくいかず、負のループ)
- もう人付き合いで苦しみたくないとシャットアウトし、積極的に交流しに行く気持ちがなくなる
- ぼっち気味
このようなかんじ。要は自分で自分を下に追いやるのがデフォルトで、自分自身にザコ敵みたいな設定をしていたのだった。そんなんで攻撃対象にならず大事にされ穏便にやっていくのは難しいだろう。自信がないだけでなく、波風立てずにいい人でいたい、が裏目に出た。都合のいい人になってしまい、疲れて孤島に逃げてきた雰囲気。
そもそもいい人でいようとしたり自分から下に行ってしまうようになったのは、何事も他者優先!な自己犠牲マインドの刷り込みや、過保護・心配されすぎることによる自尊心の育たなさ、幼稚園の時点で女の人間関係に嫌悪感が生まれたり家庭の事情とはいえ何度かの転校で色々嫌なことがあった、などから、自分は大事にされたり自信を持つことができないんだみたいな思い込みができあがってしまったからだと思う。それを社会人生活に持ち込んでしまった。ただ、幼い頃の集団生活や家庭なんて自分でコントロールできないし(地頭がよければ抜け出せたのだろうか)その事実を塗り替えることは不可能なので、まあこのフェーズは改善のしようがないということで置いておく。もし子どもができたら同じ思いをさせないようにするぞという気概はある。子を持つ見通しはないが。自己分析のために余談を書いたけど、他の人にはどうでもいいことなので気にしないでください。
それをふまえてやること
自分を貶めず、人と対等に接するよう心がける。そうすることで、無下にされることによるつらい思いや消耗は減り、他人を敵視しにくくなり、尊重しあって良好な関係が築ける、と仮定。もちろん年齢やスキル、仕事なら先輩後輩の上下関係もあり全てにおいて対等というのは難しいが、だれでも一人の人間として、他人が自分を踏みにじる権利はないという自覚を持つ。固定観念を崩していくのは難しいけど、そのままでいるほうが嫌なので、やる。
一応の補足として、狭い範囲ながら長年の大事な友達もいるし、優しく接してくれたり信頼している人も少し増えて希望が持てたというのもあり、人類すべてを恨んだり嫌悪しているわけではない。改善して、行動範囲を広げたい。コミュニケーション下手なりにやっていくし、応えていきたいという気持ち。
具体的に
- 仲間内のふざけた冗談とかを除いて、「なにもできない」「ダメ人間」とかなるべく言わない
- 自分から下にいくのはもうダメ
- 卑下のしすぎは時に失礼にあたる
- 我慢を溜め込まない
- 相手が無自覚なだけでわかってくれる可能性もあるため、一応指摘・打ち明けてみる。わかりあえたらラッキー。無理ならさようなら→それ以上ストレスを溜めない
- スルースキルの強化。相手するだけ時間も精神面も無駄。スルーできるようになると、相手への過剰な嫌悪も防げる
- 好意を伝える
- 嬉しいこと、いいなと思ったことなどは相手に反応をしやすいので、コミュニケーションチャンス
- 相手してくれる人にとって、私はゴミではなくそのへんにいる普通の人である、と思い込んで接する
- べつに上から目線で接されたり、いじめのターゲットにされているわけじゃなければ、気軽に接したらいい
- 私と関わるのが嫌なら相手が自然と離れていくでしょう、大人だし
- 居合わせた人と話す
- 勇気がないか、考え事で一人の世界に入っており、話しかけるという選択肢が浮かばないことが多い。たぶん相手にもあまり喋らない人だと気を遣われていることがある気がするし、少しは話しかけてみるよう心がける(お互い安心感を得られる)
- SNSをもう少し気軽にやる
- 相互フォローなだけで終わらず話しかけてもらえることもあるし、話してもいいんだな〜ということで、迷惑じゃないかなとか気にし過ぎずに接する
- 価値観の合わない人はそもそも繋がらないので、実体のある集団生活より居心地がよい面があるので、気軽に
- 一部でいいから自信をもつ
- 自信のなさから萎縮してしまうと、自ら下のポジションを陣取ることにつながってしまう
- できない部分ばかり見て、それが自分のすべてだと思いこみがち。できることもあるにはある(人に褒められて気付く…)ので、それは素直に受け取って、良い部分として覚えておく
- 興味持ったら触れる、好きなことはペースが落ちても絶対やめない。視野が広がったり楽しんでたりすると、なんかおもしろい人みたいなプラスなかんじで捉えてもらえることがあって嬉しい
あと「自己肯定感を持つ」も大事だけど、これはすでにまあまあ克服しつつあるので、引き続きよしなにやっていきたい。
いつまでに
今年中。この問題をクリアしないと色々なことが滞って前に進めないと思うので、今感じている煩わしさを7割くらいは減らすのが目標。長年の積み重ねで変えていくことだと思うので、急いで完璧なんて目指さなくていいと思っている。
おわりに
これは年末くらいからぼんやり浮かんでいて、さりげない程度に実行しはじめている。それから、意外と楽に人と接することができたな、と感じることが何度かあった。たぶん自分が思っているほど相手は上とか下とかの感覚はないっぽいように思えて、安心感が増えた。本当に思い込みが激しくてこじらせていたんだと思う。引き続き、なんとかしていく所存。
2018年振り返り
一月に今年のテーマを書いておこうと思って、なんとなく書いていなかった。でも箇条書きしてあって、内容は一年間ずっと頭のなかにあった。もう2018年も終わりなので、振り返りとしてまとめる。
今年のテーマは、「楽」。これには3つの意味を含めていた。「楽をする」ことで日々をスムーズにして、「気楽」に過ごすことで、「楽しい」ことに目を向ける気持ちの余裕を持つこと。
だいたい理由はわかっているんだけど、私はとにかく物事のハードルを高く捉えてしまって、一歩を踏み出せなかったり物事が捗らないから、色々なことがうまくいかなかった。何かを頑張る以前にこの重い感覚を克服することが、今後の助けとしてとても重要だと感じていた。
では、分解した3つの「楽」について、それぞれやったこと、変化したことなどを。
楽をする
面倒くさがりなので、身の回りのことを楽にしたかった。具体的にやったのはこのへん。
- 髪を短く
- 面倒な時はトリートメントしなくてもまあ大丈夫、日々乾かす時間が減る
- 美容室に通う頻度は少し上がるが、毎日の手間に比べたら許容範囲
- 服のテンプレ化
- トップスは明るめのモノトーン寄り、ボトムはほぼ黒にすることで色の組み合わせを迷いにくく
- ゆるっと大きめトップスに細めパンツ、すっきりめのトップスにゆるめパンツ、の2パターンで着回し+タイトスカートはどちらのトップスにも合うからあると便利
- ものを減らす
- ものの管理の手間が減る
- 掃除の手間が減る
- ものに気をとられることが減る
- 化粧の工程を削った
- 平日はあんまりマスカラしない
- 平日はアイライナーコートもしない。パウダーはたくだけで落ちるのわりと防げる
- プチ肌断食
- クレンジングあまりしない
- 水洗顔の頻度アップ
- 基礎化粧品の量を減らすor使わない
- ただ、楽ではあるが、結果が出ていないので「楽をして有益だったこと」としては語りにくい
- 冬の乾燥の厳しさもあるが引き続きつらい日々なので、ちょっと緩めているけど、どうしようか迷子になっている状態
- 断る勇気を持つ
- 自分のための時間の確保
- 精神的負担が減った
気楽にやる
あまり構えずに過ごした。
絵とブログ
クオリティとか考えたり気合いを入れようとして結局重くてできないほうがもったいないので、そんなに整えなくてもいいやという気持ちで気楽に描いたり書いたりして気楽に投稿してた。絵に関してはiPadがあるとベッドでごろごろ絵を描ける。Split Viewをうまく使えば軽く模写もできるし、絵の練習にもいいかんじ。好きなことをするハードルが下がる。
読書
通勤中はもちろん、低血圧とか疲れやすいのとかでベッドからなかなか起き上がれない時はKindleで本を読む。ごろごろしてしまう自分を肯定できる。
本はしっかり読み込まなきゃいけないという姿勢をやめた。読みたい本が多くて追いつかないから、興味のあるところだけ読むとか、軽く流してもOK、ということを念頭においた。こうなれたのはKindle Unlimitedのおかげかもしれない。定額だからあまり気負わずに、さらっと読むことの訓練になった気がする。そうやって気楽に読んでいくほうが、読書楽しいと思えるようになった。
あたらしいこと
初めてのことへの挑戦も、「業務じゃないから完璧にやる必要はないんだし、まずは軽く触ってみよう」程度でゆるく始めることができるようになってきた。もちろん意気込みは大事だけど、何度も書いている通り、自分の場合、そういうかんじだと無駄にハードルが上がってあまりよくない。
開発系がやっぱりまだ腰が重くなりがちなんだけど、Gulpのテンプレートを初めて自分で作ってみたり(中身めっちゃ簡単なものだけど)、Netlifyを使ってみたり静的サイトジェネレータを触ってみたり。あとは最近ちょっとモーショングラフィックスや3DCGに興味がわいてきたので、AfterEffectsの練習をしていて、Cinema4D Liteも少しは覚えたいなと触り始めたところ。でも3Dに関しては絵作り的なことをしたい面があるので、Blenderとか触ってみるかもしれない。
新しいことに対しての姿勢は、今所属している部署の方々の影響がかなり大きいと思う。感謝。
楽しいことに目を向ける
生活を楽にしたり、気楽になにかやったり過ごしたりすることで、今までいっぱいいっぱいだった気持ちに少しだけ余裕が生まれた。そのため、興味のある情報をキャッチアップできるようになったり、気になる場所に出向いたりできるようになった。やったことを事実として残す(行った場所の写真や作ったものをネットにアップする)と、少し行動できるようになったな、というのが可視化できるのでよい。他人から見たらしょぼいことだったり恥さらしレベルかもしれないけど、自分のためだから、と思うとまあいいでしょう、と割り切れる。そうやって何か残していくと、他人への嫉妬心みたいなのが薄れたり、逃げの気持ちもだんだんなくなってくる。そしてそこから何かしたり楽しそうなことを探したくなったりする。小さなことでもいいから何かやっていくこと、またその自覚をしっかり持つことで、少しずつ良い循環が生まれていると思う。
ただ、まわりの人やネットで気になる人たちを見ていると、自分がやってきたことや好きなことって本当に浅かったんだなと感じるようにもなった。よくも悪くも影響を受けすぎるところがあるので、少し生まれた余裕のスペースに良い影響は取り込みつつ、あまり流されないように気をつけたい。年末年始の休みのうちに、自分が好きだったことや興味のあったことを改めて振り返って、今に続いている・これからも続いていきそうな、自分ごととして楽しめることを思い出したり見つけたりしていきたいと思う。
2018年の「楽」まとめ
そういうわけで、何かを極めたり大きな成功を収めたとかはないんだけど、今年は日々の行動や生活の土台として大事なことが結構いい方に調整されたと思う。自分で変えようとしたのもあるし、まわりの人の影響も大きいので感謝しながら過ごしています。なんだか人から良い影響与えてもらってばかりでは…と自信が持てずにいたりもしたけど、「すいさんが良い影響与えてる部分もあるよ」的なことを言ってもらえたり私が少しだけ人に教えていることもあったな、と思って、自分が今年良かっただけでなく、まわりにもちょっと良いことできたかもね、と思うことにした。
今年の変化をベースにして、来年は来年のテーマで過ごそうと思います。もう決まっているけど、それは年明けに。次は一月のうちに書くよ。たぶん。
なくてはならない存在になったAppleWatchについて
AppleWatchを購入して半年ほど経った。自分なりの使い方が定着してきて、好奇心で買ったわりにはとても便利でもう手放せなくなった。
AppleWatchをつけていると、たまに「それって便利?」「役に立つの?」と聞かれることがしばしばあり、興味があったり不思議に感じる人もいるよな、と思ったので私の使い方や便利さについて書いてみる。
モデル
私が持っているのはSERIES3のGPSモデル。CELLULARにしなかったけど、特に不便していないし、これでよかった。iPhoneの近くにいることが多いし、iPhoneがなく通信できない時でもApple PayのSuicaが使えている(Suicaしか登録してないので、他のカードはわからない)。
ナイキの黒のやつ。文字盤がぱきっとしていてかわいい。ただ、通勤でスポーティな格好しないので、普段は大人しい感じのバンドに替えている。
待ち受けと、そこから使う機能など
私の今の待ち受けはこれ。地味。
文字盤は色々と種類があって、アナログだったりデジタルだったり自分の好きな写真を設定できたりする。色の種類も豊富。私は目に入る情報量を控えめにしたいので、腕をあげた際に表示させておきたいものだけに絞っている。
これは設定で自分の好きなモジュール(表示だけでなく、タップでより詳細な情報が見れる)を組み合わせられるので、用途次第でご自由にといったかんじ。
日付&スケジュール
画面左上。日付あると普通に便利。これをタップするとGoogleカレンダーに入れている一週間分の予定を確認できる。あと簡易的だけど今月分のカレンダーも表示できる。
天気
左下のやつ。無機質な画面にちょっとかわいげが欲しかったし、文字情報より頭の負担が少ない気がするから入れておいていいかと思った。
タップで見ることができる情報が思ったより充実していて、ファーストビューでは12時間分の天気・降水確率・気温ができて、スクロールするとUV指数・風速・一週間ちょっと分の軽い情報が表示される(ただ、普段そこまで見てない)。
で、どこの天気を表示するかも複数選べるので、私は自分が住んでいる場所と、勤務地付近を設定している。
アクティビティ
下段真ん中。これは一日の運動量を図っているやつ。何分運動したか、カロリーを消費したか、座りっぱなしになっていないか、の3本のリングで構成されている。
タップすると詳しい情報が見れるけど、私はそこまであまり見ていなくて、ざっくりな可視化ができればまあいいかな程度。
充電
これはまあ…うっかり充電し損ねないように表示してる。たまにびっくりするくらい減って焦るけど、私の場合、だいたい一日一回、お風呂に入っている間だけ充電器に置くくらいで回復する。時計を毎日充電って面倒なのかな〜と思っていたけど、時計というよりスマホの簡易版みたいなものだと思えば(思いにくいが)、特に苦にはならない。
他に使う機能
待ち受け以外でももちろん大活躍しているので紹介します。
Apple Pay
これのために買った人も多いのでは。コンビニや自販機など、ちょっとした支払いに使う。財布やiPhoneを持っていなくていいのでスムーズ。財布を使う頻度が減った。
交通にはPASMOを使っているけど、残高がないときにApple Watchをピッとすればいいのでナイス!と思う。滅多にないけど。
タイマー
仮眠に便利。タイマー機能は、1分、3分、5分、10分、15分、30分、1時間、2時間、とデフォルトで組まれている中からすぐ選んで開始できる。細かく指定も可能。音を鳴らさず振動で起きることができるのでよい。
料理するときにも使える。あんまり使わないけど。
リマインダー
スーパーや薬局に行く前とか、思いついた時に買うものを登録しておく。出先で確認できるので買い忘れ防止に役立つ。iPhoneやMacのリマインダーから登録してもいいし、Apple WatchからならSiriに話しかけて登録してもらうことができる。
ワークアウト
自転車に乗る時に使う。走った距離、移動経路、天候、その他いろいろな記録をとってくれる。iPhoneで履歴を見ることができて、たまに振り返るとちょっと楽しい。他にもランニング、ウォーキングなどいくつかメニューがある。
Siri
リマインダーに登録したり、天気を聞いたりする。待ち受けのアイコンから天気は見れるけど、特定の場所の気温だったり降水確率だったりピンポイントで即知りたいときはSiriのほうが楽だったり。
一度不思議な返答があって、「今日の予想最高気温はトゥエンティトゥー度、最低がじゅうよん度でしょう」と言われた。これ以来英語混じりの答え方は聞いていない。
あと、タイマーかけてもらったりする。
MacBook Proのロック解除
AppleWatchをつけているだけで、パスワードを入力したりTouch IDを使用せずスリープ状態を解除できる。Touch IDも便利なはずなんだけど、私はMBPを閉じて外部ディスプレイのみで作業していることが多いので、いちいち本体を開くのが面倒。
iPhoneを探す
待ち受け状態から2アクションで、ペアリングしているiPhoneを鳴らすことができる。iPhoneをミュートにしていても鳴ってくれて助かる。家を出る時にたまーに使う。iPhoneはだいたい布団に埋まってる。
以上、Apple Watchはいい子です
当たり前になってしまって忘れがちだけど、どれくらい依存しているか改めてわかってちょっと驚いた。なくても生きることは可能だけど、あったほうが圧倒的によい。
便利なものでも増えすぎると管理が煩雑になったり頭がごちゃっとするから無闇に増やしたくない人間なのだけど、これは毎日の生活に密接に関わって役に立ってくれて、本当にいい買い物をしたと思う。
こういうの、使う人の個性が出そうなので身近な人の色々な使い道を知りたい。